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――――この世はこんなはずじゃなかったことばっかりだ―――――

どこかの提督が昔言った言葉だ。

本当にそう思うよ・・・


この人(?)に会わなければどれだけ平穏な生活が送れたか・・・




――――エリオ・モンディアルの受難、第2話「幽霊」――――始まります



・・・どれくらい寝ていたんだろう・・・

目を覚ますと僕は見知らぬ天井、見知らぬ部屋にいた。

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
そうだここは新しい僕の部屋だ。

でもなんで・・・?あれ?記憶がないぞ・・・?
えっと・・・はやて部隊長の部屋から帰ってくる途中で本局から戻ってきたキャロとフェイトさんと出会って・・・

あれ・・・?その後の記憶が・・・ない・・・?

・・・今の時間は・・・待機状態のストラーダで確認すると時刻は2時を指していた。
「えっとキャロたちと会ったのが11時くらいで・・・今夜の2時で・・・」

その間のことが思い出せない・・・でも何なんだろ・・・この鳥肌は・・・?


「でもなんで部屋にいるんだろう・・・」
「・・・それはだな、お前が気絶してるときにフェイトさんとキャロだっけ?あのちみっ子・・・まあいいや、まあその2人がお前をこの部屋まで連れてきてくれたからだよ。」


ふと隣から若い男性の声が聞こえてきた。今この部屋には一人しかいないはずなのに・・・







ん?若い男性の声?今この部屋には僕一人のはず・・・。
ヴァイス陸曹のいたずらかな?でも声は違ったし・・・。う~ん・・・誰だ?


「あ!俺!?俺はティーダ・ランスターよろしくエリオ・モンディアル君」


・・・?ランスター?どこかで聞いた気がするなぁ・・・
ランスター・・・
・・・

・・



ティアナさんの本名がティアナ・ランスターだったような・・・


「そそ、ティアのお兄ちゃんさ~」

ん?ティアナさんのお兄ちゃん?

寝ぼけ頭で考えること数秒・・・



亡くなってないっけ?



さらに考えること数秒・・・


ここはいろいろ「出る」ことで有名な314号室・・・





亡くなったはずのティアナさんのお兄さん・・・
314号室・・・
今の時刻は草木も眠る丑三つ時・・・

ここから導き出せる答えはただひとつ!!




「・・・幽・・・霊?」
「そそ~気ままな幽霊ことティーダ・ランスターさ!!」


寝よう・・・
こんな悪い夢を見た僕は疲れてるんだ。
よし寝よう。

そう思った僕はそのまま布団にもぐりこんだ。


「おいおいおい~エリオくん~これは夢じゃないんだな~」


・・・無視無視・・・
これは幻聴だ!!!
・・・そこまで追い込まれていたんだな・・・エリオ・モンディアル・・・

「ちょっと~エロオ~起きろよ~」

「誰がエロオだ!!誰が!!」
「お!!起きたwww」
自称幽霊のティーダさんはケタケタ笑いながら僕の前方斜め上に停止した。

よく見ると薄く透けている・・・。
・・・本当に幽霊らしい。

なのはさんたちの居た世界では実際にいるらしく、そのほかの世界には実際いるらしい・・・ということをユーノ司書長から聞いたことがある。でも幽霊って現世に恨みとか強い想いがなければ実体化できないんじゃなかったっけ?

「・・・でティーダさんはどんな恨みがあってこの現世にいるんですか?」

「いや~ティアの成長ぶりが気になってこっち来たけどもれなくなっちゃったんだよね~だからしばらくよろしく~」
「え・・・も・・・戻れないって・・・」
「やっちゃった☆テヘ」


やっちゃったってあんた・・・


「いや~でもティアも大きくなったなぁ~胸が」
「そ~ですねぇ~ってティーダさん!!いつまで居座る気ですか!!」
「いつまでってそりゃ未定だろ?ティアあれだけ大きくなるともう心配ないな~」


・・・は!?未定ですと?
それにあんたは妹の胸しか見てなかったのか!!




そうして一人部屋1日目の朝を迎えることになった。

はぁ・・・


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